八木 第23稿

憧れの生活、大きな一戸建てに暖炉がある一戸建て
ベランダにはウッドデッキ庭でバーベキューができるようにしよう。
そこに友達が遊びにくる。
自分では完璧でお気に入りの家なの庭で友達のリアクションが悪い。
他に行ったことある家の中の自慢をしだした。
肉を焼く。なんかしっくりこない。
リズムが合わないのだ。

小さな賃貸のマンションに住む。
友達が遊びに来る。
狭いリビングで鍋をする。
なんか居酒屋の個室のようで一体感がある。
狭い空間のほうが笑いが反響する。
気がついたら焼酎のボトルが開いていた。
冷蔵庫の中にいつ買ったかわからない酎ハイが入っていた。
ベロベロになりながらサッポロいちばん塩ラーメンでしめる。
友達が帰るというので缶のアイスコーヒーを渡す。
やっぱり友達で決まるなと。
狭いマンションでも狭いなと言ってくれる友達とつるんでいたいなあ。

公平

珈琲と合わないものもある。
例えばガム。同時に口に入れてしまった時の失敗した感が半端ない。
ただわかっていてもよくやってしまう。
音楽でいえば運動会で流れる
「天国と地獄」や「トランペットの休日」。
珈琲には全然合わない。
罰ゲーム感が出て落ち着かない。
場所ならたぶん取り調べ室や牢獄だ。
入ったことないから想像だけど。
あと居酒屋にもあんまり合わない。 
言い出したらお刺身とか焼き魚にも合わない。
そう言えば白ご飯とも合わないか。
でもカレーには合うな。

要するに合わないものがあるという事は
しっかり「自分」があるという事だ。
だから好きだとか嫌いだと言う人がいる。
私も珈琲のようにしっかり味のある人間になりたい。
でも私はあなたのためなら
たっぷりの牛乳や多めの砂糖を入れる事に何の躊躇もない。
それぐらい仲良くなりたいわけだ。




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