八木 第18稿

公平はおばあさんを届けてリンゴ一個をお礼に貰ったようだ。
今って何をするにも、規制がある。社会の仕組みがそうなっているのだ。
ここで一回物々交換に戻してはどうだろうか。
電車から降りる、駅員さんに降りてゆく人が次々に野菜を渡していく。
野菜だけでない、鶏肉もある。
お酒もある。
ある人が突然、駅員さんの髪の毛を切り出した。
駅員さんがサッパリした。
そこにねころべという人がいる。
背中をマッサージしだした。
気持ちそうにしているとあるひとが漫談しだした。
漫談が終わるとある人が駅員さんの手を引っ張っていく。
どうやら飲みに連れていくようだ。
一件では終われない。
つぎは女性が引っ張っていく。
スナック電車カラオケだ。
帰りに家まで駅員を届ける。
朝起きると朝ご飯ができてある。
そしてら朝ご飯の後は珈琲だ。
物々交換、現在だとこんな感じになるんですかね。

公平

これこれあって「ほんで飲む珈琲」。
作る側にストーリーは必要だけど
飲む側にもストーリーは必要だ。
変に考えすぎるとぬるくなるけどあった方がいい。

例えば何か決心するポイントで
珈琲はその手に持たれている事がある。
昨日は部屋をそうじしようと
ちらかった部屋を見渡しながら珈琲を飲んだ。
「これは大変な作業になりそうだ」
とその手順を確認しながら飲む珈琲
「やれやれ大変だなこりゃ珈琲」だ。
作業の前、心を落ち着けるために
また頭をすっきり整理するために飲む珈琲。
結果、その珈琲は私に「今日はやめとこう」決心させた。




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