サバンナ八木 かやぶき君  388

サバンナ八木 かやぶき君  388

新生物の世界は、鳥がかなりの要職についていた。
いわゆる警察の役目。
鳥が空からパトロールするのであった。
そして、救急車の役目も。
まず、その場に鳥がかけつけるのだ。
そして、移動が必要なら、その近くにいる生物に連絡する。
救急隊の訓練を受けた犬に鳥が素早く連絡するのであった。

サバンナ八木 かやぶき君  389

鳥達は、帝国を築きだした。
その王についたのは、大鷲であった。
地上の王と言われた、ライオンや虎も、空中から監視されているというのがプレッシャーになった。
虎にどのような攻撃をくわえるか。
大鷲の指示により、空中から蟻の好物を虎の横に置くのだった。
そうすると蟻の大軍が虎を包囲する。
これには、虎もどうしようもなかった。

公平 かやぶき君「

異業種交流会に参加したかやぶき君。

会場には30名ぐらいの人が集まっていた。初めての経験でどこにいていいかわからないのだが

大きいのでどこにいても目立つ。

この会の主催者が呼んだゆるキャラぐらいに思われているのか

名刺をもってかやぶき君に近づいてくる人はほとんどいない。

そんな中1人の女性が「名刺だけでも」といってかやぶき君のところに来た。

かやぶき君も用意した差し出す。

「よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

お互いこの後に何をしゃべっていいのかわからないのでお互いの名刺を眺めて

「広告のお仕事されてるんですね」

「宅配サービスのお仕事なんですね」

ただ微笑むだけである。

頭の中でどうやってこの後会話するか考える。逃げ方も解らないが逃げたとて後の時間どうしていいかもわからない

だったらこの人としばらくしゃべっていれば、不自然にブラブラするよりマシだと考える。