かやぶき君  375

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かやぶき君  375

もう少しで長い針が刺さる所であった。
この島の生物に驚くしかない。
前から、ザワザワという音がした。
イタチのような、いでたちである。
この動物?はなんなんだろう。
この動物はラーテルに似ている。
ラーテルといえば、最強生物といわれている。
ライオンが複数かかっても負けない。
毒ヘビの毒もきかない。
そして、ハチミツが大好きという最強生物である。
そのラーテルに似ているのである。

かやぶき君 376

この生物はラーテルに似ているが、微妙に違う。
背中にヒレのようなものがあるのだ。
ラーテルが哺乳類なら、この生物は爬虫類に分類されるようにも見える。
そして、色が違う。
ラーテルがグレーと黒であるのに対し、この生物は赤い色をしている。
私達はこの生物のことを、レッドラーテルと呼ぶことにした。


かやぶき君 377

ラーテルの中でも凶暴なレッドラーテルと遭遇することになる。
人は会話かできるのは人だけだと思いこんでいる。
それはあくまでも人間の解釈である。
実は、動物は動物同士で会話をしているのである。
会話の中に敬語がなくても、全く問題がない。
つまり、会話がかなり単純になっているのである。
そして、人間は、人間同士で、日本語と英語で会話できないが、動物は会話が単純なので、簡単に通じるのである。

公平 かやぶき君

それはある日のことだった。

「今日もあなたを見る事ができました。ありがとうございます」

こんな手紙が入っていた。 宛名も差出人も書かれていない黄色い封筒。

思い当たる節が全くなかった。 でも直感でこれはストーカーだなと思った。

かなり思い詰めてる感じもする。かやぶき君の中では、恐怖が3喜び7だった。

ラブレター的なものをもらったのもはじめてだった。

なんならこんなストーカー的な手紙を寄こさなくても好きなら好きと言ってもらえたら

例えどんな人が来たってデートぐらいならしたのに。

だってそもそも俺怪獣だぜ?