サバンナ八木 かやぶき君 353

サバンナ八木 かやぶき君 353

五丸財閥の当代は、静かに口をひらいた。
ケンタはあって、イギリスにいってみたいという思いを全力で伝えたのである。
それに対しての返事である。
私ももうちょっと若ければ、一緒に参加したんだがね。
船や現地でかかるお金は全てこちらで、用意しよう。
日本というのは、外国から見れば、黄金の国に見えるらしい。
沢山、小判をもっていきなさい。
あまりにも、頼もしい言葉を頂いた。


サバンナ八木 かやぶき君 354

ケンタの周りに、自分もイギリスに同行させてくれという若者が集まってきた。
そして、ケンタ合わせて七人がイギリスに向けて使節団になることが決定した。
ケンタは、大坂幕府の親書も預かった。
五丸財閥のこれから、貿易をして、商社として、取引したいという手紙も預かった。
五丸財閥から用意された船に七人は乗り込むのであった。

公平 かやぶき君 

足が速い女の子に対して

「速いなぁ 女ジョイナーやな」と言った神崎。

それに対して「ジョイナーは女ですよ」と言ったかやぶき君。

「じゃあなんていうねん?」

「ジョイナーでいいじゃないですか」

「いや、あの子はジョイナーではないじゃん」

「わかってます。例えるなら「動く歩道(ムーヴィングウォーク)のことを歩く歩道やなって言うみたいなもんです」

「いや、歩道は歩かへんやろ」

「知ってます。例えただけです」

「「歩道を歩く」やろ」

「知ってます」

「そら間違いやわ」

「いや、立場逆転ムズイで自分」