サバンナ八木 かやぶき君 292

 北政所は小早川秀秋を擁立しだした。 それに毛利も賛同する。

」 淀君はもちろん息子である秀頼を擁立する。 そして石田三成がそれを主導する。

この戦いになった。 全国の大名がこの権力争いのどちらにつけばいいのかを見極めていた。 そこで動いたのが前田家である。

前田家は、徳川に次ぐ大大名である。 石田三成は、東軍についた前田家を冷遇しようとしてあた。

そのうっぷんもあり、前田家は、北政所と、小早川秀秋と毛利の方につくことにしたのである。

公平

地元の祭りの当番にあたっているかやぶき君。 今日はその地区の出し物について話し合う会議。 それぞれの思惑もあり、会議は紛糾。

出し物がなかなか決まらず持ち越し、持ち越しで3日目となった。

「だいたいあなたの言う、高級水飴はなんでそんなに高いんだ!同じ水飴でももっと安いのがあるでしょ?」

「天満宮の上さまの息のかかった水飴で伝統的なものなんです!」

「でもだいぶ不味いやないか!?」

「そんな事いうならお宅の言う焼きそばだって、この業者のそば使うってバックでももらってるんですか?」

「投票で決めよう!」

といことになり数で恐らく負けるだろうと思ってた側の牛歩戦術での引き延ばしや 芸能人のスキャンダルの話題で盛り上がったりやらで ここまで決まる様子はない。

正直、なんでもよろしいやんと思っていたので3日間黙って聞いていたが、かやぶき君もついに発言した。

「あの~射的とかどうてますかね?」

「射的とか?とかって他には何かあるの?」

「となりの町のとかぶってるかも知れないぜ」

「射的ってピストルつかうんでしょ?危ないじゃん」

「あっピストルで思いだしたけど運動会とかで使うピストルには玉入ってないって知ってました?」

「逆に玉がはいってると思ってたの?えっ?そんな風に思ってたかたどれぐらいいます?挙手願いますか?」