サバンナ八木 かやぶき君 247

サバンナ八木 かやぶき君 247

小田原の城を落とすべく、一斉に小田原に大名が集まる。
難攻不落の城と言われる小田原の城であったがさすがに、場内でも意見がではじめた。
徹底抗戦する派と、城を明け渡し、なんとか家だけは断絶にならないように交渉する派にわかれた。
家老達の意見も真っ二つに割れた。
長期戦に持ち込んでもいづれは兵糧攻めに会う。
徹底抗戦する派の家老も日に日に減ってきた。
そしでついに、城を明け渡すことでまとまった。
あとは条件である。

公平 

「めっちゃいい部屋じゃん!スカイツリーみえるじゃん!」

かやぶき君の部屋にきた湯川。
田舎から出てきた湯川はすべてが新鮮。

「でもこんな部屋家賃30万ぐらいするだろ?」
「いや、4万円なんだよ」
「なんで!?」
「あぁここ事故物件なんだよ。去年おじいちゃんがここで死んでたらしい」

湯川の立っているところを指さした。

「うわ!」
「えっ?湯川って幽霊とか怖い人?」
「みんな怖いよ!逆にお前は怖くないの!?」
「あぁ。俺はさみしさ紛れるからいいぐらいだよ」

部屋の電気がなんとなく消えた。

「えーっ!?なに?なに?」
「あぁよくあるんだよ。アレクサみたいだろ?」
「全然違うよ」
「アレクサ、電気つけて」

電気がぼんやりついた。

「なんだよ!アレクサも持ってるのかよ!」
「いや持ってないよ」
「じゃあなんで付くんだよ!アレクサって誰だよ!」
「幽霊だよ。」
「紛らわしい名前つけてんじゃねーよ!」
「いや、おれがつけたんじゃなくてここで死んだおじいさんの名前だよ」
「インバウンド人気だな」