サバンナ八木 かやぶき君 222

サバンナ八木 かやぶき君 222

僕は相手の家老達に言った。
我が国に攻め込まないでほしい。
家老が言う。
そういうわけにはいかない。
僕は言う。
協定はどうか?
家老は言う。
協定するなら、我が国の、支配下に置くということになる。
対等というわけにはいかない。
我が国の一つの小国という位置付けなら、協定に応じる。そちらの大名の小国の日本大将という位置は保証する。
僕は言う。
あくまでも対等な条件での協定をお願いしたい。
家老が言う。
それはできない。
僕は言った。
僕が寝返った場合は、どうなる?
家老達は固まった。

公平 

1,300年間でわずか1人しか成功していなかった修行
「千日じゃんけん」の2人目の達成者となった
ナンジャモン寺の高僧かやぶき君。

千日じゃんけんとは
1日10人とじゃんけんを勝負。
相手は決まっておらず、街を徘徊勝てそうな相手を見抜き
1,000日間毎日勝負し続ける。
それが終わると9日間、辛い物を食べない
お酒を飲まない、やらしいDVDを見ない
女の子にLINEしないという行を続ける。
この修行では「失敗したらその場で切腹」という厳しい条件が課せられており
修行を途中で止めることは死を意味します。

「そもそもこんな修行をみんなしたがらない」
と話す高僧かやぶき君は
彼女にフラれてやけになり「千日じゃんけん」の修行をはじめた。

失敗したら即切腹ってやり始めてから知って
「おいおい、聞いてないよ!」と
思わず言ってしまったことを覚えているという。

「修行が終わって真っ先に元カノに電話しました。
そして千日じゃんけんの事を報告したら
「あぁそうなんだ」と言われた」と
笑顔で話す高僧かやぶき君。