サバンナ八木 かやぶき君 164

サバンナ八木 かやぶき君 164

一人で絶叫マシンに向かう。
スチールドラゴンに向かう前に、フリフォールがあった。
怖い、そう思ったが、乗ってみたいという気持ちが上回った。
並ばずに乗ることができた。
他のお客さんは、カップルか一組。
シートベルトをする。
上がっていく。
上で止まる。
長く何も起きない。
その瞬間、落ちていた。
キャー、カップルの女性は彼氏の手を握る。
僕は自分の膝を強く握るのであった。

公平 

かやぶき君は「みんなの歌」で流れていた
スプーンとフォークとナイフの三角関係の歌を聴いて
切なくなった。

自分はスプーンの立場だなと。
ナイフだったらフォークとほとんど一緒にいれたのに。
スプーンだしな。

身体を半分を削って尖らして
ナイフの代わりも出来ますよ!みたいな事を
しようとも考えた。
でも多分それは違うんだなぁと思った。