サバンナ八木 かやぶき君 132

サバンナ八木 かやぶき君 132

ダーチャをする人が増えてくる。
ダーチャに住むけど、そこで畑仕事をせずに料理を専門にやる人がでてくる。
野菜を安くで買い、料理をする。
そして、お店をする。
畑仕事の間に食べにくる人、夜に寂しから飲みに来る人が集まります。
そして、それが予想以上に繁盛します。
そしたら、私もやろうかと店が増えてくる。
人気の土地になる。
畑を住宅を建てる。
土地の値段があがる。
そこで仕事をして別のダーチャを探す。
気がつけばダーチャが都市になっていた。
こんなことあるかもですね。

公平 

激しく肩をゆすられ、意識が戻った。

「かやぶき君しっかりして!」

ミサが大きな声で俺を呼んでいる。
どうやら、殴られてここに倒れていたようだ。

歩いている時に
後頭部をなにか硬いものがあたりそのまま倒れた。
血が出ている。

歩いていた?
いや、あれ?記憶があいまいだ。
ここは人通りの少ない道路。

「誰かに殴られたの?」

「いや、衝撃を受けたが殴られたかどうかはわからない
それよりなんだこの臭い。なんか臭くないか?」

「確かに臭いわね」
ミサもキョロキョロあたりを見回す。

そこでかやぶき君は気が付いた。
自分がおもらししている事を。
濡れてるのは大量の血なのかな?と思っていたが
血はそれほど出ていなかった。
おしっこで濡れているのだ。

「あっそうだ!とにかく警察に電話してきてくれないか!向うの方で」

「いや、スマホあるし、向こういかなくても」

「向こうの方が電波が強いよ。だぶん」

「えっ?ここもあるよ」

さては、こいつわざとここから離れないんだな。