サバンナ八木 かやぶき君 104

サバンナ八木 かやぶき君 104

仮想通貨通貨を使っての、シノギを考えることにした。
仮想通貨通貨は、ビットコインを代表にかなりの数の種類の通貨がある。
その中でも草コインと呼ばるている通貨は、一通貨が0.00000001円の通貨もある。
その0が7つ続くのを、開発者、サトシナカモトからサトシと呼ばれているのだ。
そんなサトシな通貨を買い、代理店として、高く売りつけるシノギを思いついたのだ。
まずはその通貨が価値があるように見せるための パンフレットを作ることにした

公平 かやぶき君 そして急に終わる

霊長類最強の王、百戦錬磨の人間が
今まで君臨してきたこの地球も
今やすっかりビジターに乗っ取られてしまった。

電話だ!新幹線だ!原発だ!仮想通貨だ!
騒いでいたのは遠い過去の話。
神話も進化論も天動説もみんなひっくり返された。

人間が状況を受け入れて理解するまで
ささやかな抵抗はしたものの
それが意味のない事とわかるまで
時間は要さなかった。

時同じく
宇宙を航海中に
宇宙津波に遭いこの地球に流されてきた男が一人。

仲間と記憶をなくし
名前?場所?過去?
何も思い出せない。

なぜここに自分がいるのか?
ここはどこか?
やけに低い天上。寸足らずのベッド。
誰かの部屋のベッドのようだ。

「あら?目覚めたみたいね。
朝ごはん食べれる?」

金色の髪をした女が入って来た。

「ここは?」
「私の部屋よ。あら昨日の夜の事覚えてないの?
あんなに激しかったのに♡」
「えっ!?」

「人間の男でも入れた事なかった私のベッドを
使わせてあげてるんだから少しは感謝してよ!」

「あの?おれ?誰ですか?」

「えっ?ひょっとして記憶無くしちゃってるの?
見た感じ絶対人間ではなさそうだけど…」

(おわる)