サバンナ八木 沖縄のフグ

沖縄のフグ

沖縄に行った。
イベントが夕方に終わったので、そこからランニングして海に向かった。
国際通りの辺りのホテルで15分ぐらい走れば、波の上公園という、公園があり、そこはビーチになっている。
雨がさっきまで降っていた影響で、ビーチには地元の中学生五人組と、熟女と男性のカップルしかいなかった。
海をのぞく。澄んでいる。
手をつけるあったかい。
何かいないかなと見ている。
なんだか動くものがあった。
フグである。
波にゆらゆらと揺られている。
昔、日本海で、公平とイカを見た以来の衝撃である。
最初は嬉しかったが波に揺られて、沖に近づきちょっと心配になる。
ただ持つ勇気もなくただ見守る。
いい引き潮の波がきて、戻って行った。
安心した。
海を見ながらコーヒーを飲む。
熟女と男性もいい雰囲気である。
中学生は側転をしている。
さっきまでオレンジ色だった空が暗くなってきた。
気がつけば心の充電がされていた。

公平 

この世界で一番大きい生き物はシロナガスクジラだ。
大きすぎて効率がわるいんじゃないかと思っていたが
よくよく地球規模で考えたら
それでも小さく、むしろ人間や魚のサイズが小さすぎで
不自然に思う。
口をあけて移動してたら食事ができるという
究極のスタイルをとっている。
陸があることを知っているのか?
進化の過程で
上がれるタイミングもあっただろうが
ずっと断ってきたのだろう。

考える事はあるのか?
考え事といえば、繁殖のことだけかもしれない。
あの子をふりむかせるために
なんかいい方法はないか?

ここは水温が高いから向うのほうに行ってみようか?
ここのプランクトンは変な混じりっけがなくて美味しいから
一緒にいかない?

このトンネルを抜けたところに
たくさん他の小さい生き物がいてる。
そこでみんなはたいがい溜まっている。
こっち側はどうなっているのかと思ってきてみたけど
たいしたことがなかったわ。

ただ向こうには私を食べようとする恐竜がいるし
こっちの方が安全ではあるけども。