サバンナ八木 メンズエッグと僕 112

こだわらないのが、こだわり。
自分もそうかもしれない。
最近、三週間に一回、美容院に行き、一センチ切ってくださいという。
三週間で一センチも伸びない。
結果、どんどん短くなっていく。
高校の時は服にめっちゃこだわっていた。夏でもライダースを着ていたりした。
25歳ぐらいの時にギャル男になった。
パステルカラーの服を着まくっていた。
メンズエッグ読みまくっていた。
あの時楽しかったなあ。ギャル男を卒業して何を着ていいかもわからず、相方の服をマネしてシゲ男になった。
こだわりを持っていた方が楽しい。
ここにきてオシャレに目覚めて見ようかな。
白ブチのメガネをかけて見ようか。
オシャレして、オープンテラスの道に面してる席で珈琲飲もうかな。

公平

浪人して予備校に通っていた頃。
おじいちゃんとおばあちゃんのハワイのお土産のあまりの
「いかり柄のポロシャツ」が家に4,5枚あり
それを毎日着まわしていた。
結果、事情を知らない人からは
洗濯していない同じシャツを毎日制服のごとく着ている
変なこだわりのある奴に映っていたらしく
私のいないところでは「いかりシャツ」というあだ名で呼ばれていたようだ。

今、私のいないところで私の話をする人がいた時に
私は何と呼ばれてるんだろう?
気になる。