八木 第16稿

サバンナ八木

ドリンク公平は珈琲を飲んでいることを忘れるという。
考えようによってはそれぐらい自然ということだ。
普段空気を吸っているが、美味しいとは感じない。
たまに山に行き改めて感じるぐらいだ。
この普段は何も感じないというのが、本当は一番大切なものでないかと思う。
恋愛もそうか。
好きと思っているうちはまだ本当に好きではないのかもしれない。
好きなことも気づかないぐらいになっているのが、本当に好きということではないだろうか。
じゃあ改めてどう好きを確認するか。
旅行に行こう。
別の空間で距離を取り、客観的に見てみる。
すると好きという感覚を確認できる。
たまには好きを確認するために旅行するのもいいかもしれない。
公平のコメントで初めて猪が珈琲豆を食べることを知った。
栗も食べるもんなあ。
栗を食べて珈琲豆を食べる。
モンブランセットに近いことをしている。

空気の美味しさを確認するために美山に行きたいなあ。

公平

珈琲を意識し出してから
ファストタッチは
なるべく目をつむり深呼吸をしてから飲むようにしている。
味云々を感じるというよりは、いただきますの儀式のようなものだ。
私には元々、何を飲むときでも
舌で迎えに行く癖があるらしく
「気持ちが悪い」と指摘されることが多々ある。
そんな40代男が目をつむり珈琲を飲む姿は
もうふざけてるとしかおもわれない容姿になっているかもしれない。
もし今後、皆さんと珈琲を飲む時がきて
私がそんな感じで飲んでいても
決して気持ちわるがらないで欲しい。



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