サバンナ八木  かやぶき君 390

サバンナ八木  かやぶき君 390

大鷲帝国は支配の範囲を広めていった。
しかし、大鷲帝国の支配が及ばない場所もあった。
まずは海である。
海はまた違った海洋帝国が築かれていた。
そして、ジャングルである。
樹木に覆われ、鳥たちの指示がと退かずまた違った支配化にあった。
そして砂漠である。
砂漠を鳥たちが飛ぶにはリスクがありすぎた。

サバンナ八木 かやぶき君    391

大鷲が率いる鳥帝国が地球上で一番大きな帝国であるのは揺るぎない事実であった。
ただ、その他の帝国は、あまりに特徴的で奇抜であった。
ジャングル帝国に鳥が視察にいった。
ジャングルに流れる川。
そこにはピラニアという凶暴な魚がいた。
川で一休みなどしようものなら、食いつかれてしまう。
川の中には電気を操るナマズやウナギもいた。
凶暴な動物も電気を貰えば失神してしまう。
ジャングルの中は統制された帝国ではなく戦国時代のようであった。

公平 かやぶき君  オオカミのルール

オオカミの親子と生活していたことがある。

丁度ゴジラの存在が確認された年の9月~12月まで。

なぜこんなに月日を明確に覚えているのかといえば

9月がオオカミのお母さんの誕生日 10月がオオカミの息子の誕生日

11月はオオカミの叔母(お母さんの妹の誕生日)だったからだ。

もっと正確に言えば12月

「12月をかやぶき君の誕生日にしてはどうか?」と提案されたからだ。

怪獣なので自分の出生の事はあまり詳しくなく誕生日がなかったのでまあいいかと思い

「じゃあ12月で」と言った。

そんな提案をしてきたもんだからこっちはてっきり祝ってもらえるもんだと思ったら

結局祝ってもらえなかった。

ゴジラのことで政府から呼び出しがあり家族と別れることになったからだ。

たった4ヶ月ぐらいの生活だったがとても貴重な体験だった。

特に「テムズガター渓谷での戦いの話」はぜひ聞いてもらいたい。

ただそれは別の機会だ。