サバンナ八木 かやぶき君 371

サバンナ八木 かやぶき君 371

ムエタイ選手に敗北をきした一行。
イギリスに向かう、根本の目標に立ち返ることにした。
船でタイの港を出港する。
そこで、嵐にあった。
船が揺れに揺れ、コントロールできなくなった。
そして、たどり着いたのが島であった。
そして、ここで今まで見たことのない生物と出会うことになるのである。
浜辺に縦に長い、石灰のような物があった。
そこから、ヤドカリが顔を出した。
違う穴からまたヤドカリが。
テラスヤドカリであった。

サバンナ八木 かやぶき君 372

ヤドカリはその名の通り貝の殻をかりて、そこに住んでいる。
一つの貝殻につき、一匹のヤドカリ、これが当たり前だと思っていた。
それがテラスハウスのように一つの岩?に沢山のヤドカリが住んでいるではないか。
そして、驚くべきことに、捕獲した食べ物を分け合っているではないか。
ヤドカリのまさにテラスハウスである。
他人であるヤドカリが一つの宿で共同生活をしているのである。

公平 かやぶき君

大きなお屋敷の執事として働くかやぶき君。

ご主人さまに呼ばれてるので部屋に行くように執事長に言われたが

「なぜ呼ばれてるのですか?何か嫌な事言われるんですかね?」

と聞いても執事長は教えてくれない。

「ちょっとお腹痛くなってきたので今日帰っていいですか?」

相当行きたくないようだ。

かやぶき君はご主人さまに呼ばれる理由を2,3思いついていた。

先日掃除中にロビーの花瓶を割って、誰にも報告せずにアロンアルファーを買ってきて

補修した。綺麗に補修できたのでおそらくこれではない。

あと思い当たるのが、先日食事の前に自分のスープに入っていた嫌いなブロッコリーを

誰もいないところでご主人さまのスープに入れた件。

でもそれも多分誰にも見つかっていない。

あと思い当たるとしたら、先日ご主人さまの大事にしていた木を折って

アロンアルファーで補修した件だろうか。

しかしどれも違うような気がする。