サバンナ八木 かやぶき君 321

サバンナ八木 かやぶき君  321

米を五丸財閥は、完全に握ったのである。
五丸財閥は、隆盛を極めた。
五丸財閥は、京都と、奈良の間の場所に、自らの居を構えることになった。
城の建設は、大名だけが許されていた。
五丸財閥の居は、西洋の宮殿のような作りであった。
城ではないから、大丈夫となった。
そして、それには、裏工作がしっかりときいていた。
その西洋の居、要塞のような作りになっていた。
今までの築城建築とは、全く違う技術がほどこされていた

公平 かやぶき君

深夜、帰宅途中飲み過ぎてバス停で休憩していたかやぶき君。

そこに深夜にもかかわらずバスがやって来た。なんだか青白くぼやっとしたバスだ。

かやぶき君の座る前に止まって静かにとびらが開いた。酔いのせいもあったのだろう

無意識にフラフラとたちあがりバスに乗ろうとした。

その瞬間、目の前で扉は閉った。そしてバスは出発し闇の中に消えていった。

少しイラっとして走って追いかけようとした。 一歩踏み出したときに酔っていると再確認しすぐに走るのをやめた。 なんでちょっと開いたのか? 乗せる気だったはずなのに?おれが怪獣だからか?差別?あの感じおそらく幽霊バス的なバスだろう?幽霊のくせに差別?いや、そもそもおれにしか見えない系のバスなはずで、わざわざ出てきて乗せへんってある?

ぶつぶつバス停で独り言のかやぶき君。