サバンナ八木 かやぶき君 266

サバンナ八木 かやぶき君 266

大大名は裏工作で、味方を集めだした。
完全に総大将側の武将も、こちらに引き抜きだした。
武将にいい条件を提示したのだ。
今のままでは、いつまでたっても城主になることはできない。
ただ、こっちにきて、功績をあげれば、城主に慣れることができる。
お主は一国一城の主人になりたくはないのか。
城をつくれば大奥をおけばいい。
最初は、総大将側の武将も、寝返ることに気持ちはうつっていった。
総大将側の大名は、内部崩壊しだしたのである。

公平 

アイドルのライブに毎週「参戦」してると豪語する山下。
かやぶき君は山下に言った。

「参戦ってお前戦ってないだろ?」
「いや、おれは常に現実と戦ってるんだよ」

ライブ以外の日の山下を少し想像してしまった。
だからこそこのアイドルのライブぐらいは山下に勝ってほしいと
心から思った。