サバンナ八木 かやぶき君 249

サバンナ八木 かやぶき君 249

財政を立て直す。
年貢をさらに取り立てる、これだけはしてはいけないと決めていた。
不満か爆発するからだ。
そこで私がとった行動は、規制緩和であった。
今までは、農業する人は農業をするだけ、商売は商人がすると決まっていた。
白菜を作っている人が漬け物をつけて、売ることができるようにした。
城下町を特区として、そのような商売をしやすくした。
そのかわりその売り上げの1パーセントは城に収めて貰うことにした。

公平

「おれ少しお腹痛いんだけど」
「ここにきてそんな事言うかね?大丈夫?トイレは?」
「いや、トイレの痛さじゃない」

かやぶき君は冷静に自分のコンディションを山尾に伝えた。
ここは里山のBBQ場。
男女6人で来ていた。実は先週も別グループではあるが
かやぶき君と山尾はBBQをしていた。

「お前先週もお腹痛いって言ってなかったか?」
「うん、ごめん」
「いや、謝らなくてもいいけど…」
「正確にはさぁ痛いというか、お腹が空きすぎたというか」
「朝何食べてきたの?」
「ひみつ♥」

「結構余裕あるのかよ!」
結局かやぶき君は一番肉を食べる。

帰ってから皆から山尾のところに
「かやぶき君って3人ぶんぐらいくってるよな」
と確認メール。