サバン八木 かやぶき君 176

サバン八木 かやぶき君 176

彼女とゆっかしている時に連絡があった。
バーチャル旅行終了ですと。

お客様は大満足されたそうだ。
連絡がひっきりなしにくる。
次のお客さん。
田舎暮らしがしたいと依頼がらあった。
僕は、しんどいですよととめたが本人はノリノリである。
畑野菜を耕して、田舎で癒されたいという依頼であった。
物件を調べてみると、畑つきの一軒家が見つかった。
早速、その一軒家で生活をすることにした。
まずは綺麗に大掃除からすることにした。

公平 

年末になるとかやぶき君は自宅で恒例の儀式を始める。
このかやぶき君の奇行ともいえる儀式は
毎年3日3晩一人で行われる。
彼の産まれ育った美山に伝わるものではなく
怪獣としての本能の部分が大きく関わると言われている。

一度、かやぶき君にこの行事の直後に
インタビューした事があった。
その時かやぶき君が残した言葉で印象に残っているのは
「少しやせたかな?」
こんな言葉だったように思う。

「エンヤーランーラパパボッチョ!!」

大きな雄たけびをあげたかやぶき君は
そのまま洞窟の奥に籠りにいった。

無事に生きて帰ってきてほしい。