サバンナ八木 かやぶき君 149

サバンナ八木 かやぶき君 149

女の子の会話を聞いている。
そこで、一気に切り出す。
美味しいおでん屋さんがあるから一緒に行かないかな?と聞いてみる。
女の子は、いいよと言ってくれた。
店は五条の辺りだった。
鴨川を歩いていくことにした。
女の子の、髪の毛が風に揺れる。
立ってみてわかったこどだが、かなり細い。
すらりとしている。
これは、だいぶ、好きなタイプかもしれない。
いや、すでに彼女のことが好きになってしまっていた。

公平 

その号令をかやぶき君がかける時が来た。
人々は今か今かとかやぶき君の言葉を待つ。
ここに居る。全員がかやぶき君を見ている。
何を言うかは決めていた。
そう皆がそのタイミングだと感づいていたし
かやぶき君自身も期待されていると思っていた。

ため息を1拍ついた。

「フルーツバスケット!!」

大勢の国民がみな一斉に立ち上がりそれぞれがそれぞれの方向に旅立った。