かやぶき君 133

かやぶき君 133

ダーチャのような都会と田舎の二重生活。
それとは別に定住しない生活スタイルもこれから増えるかもしれない。
これは、スマホの出現が大きいだろう。
音楽、ビデオ、ゲーム、全てスマホで楽しめる。
アルバムの管理やノートの管理もスマホでいけてしまう。
服はシーズンごとに買う、いらないものはメルカリで売る。
銀行カードとスマホでいけてしまうのである。
あとは、どうやって収入を得るかである。
一番早いのはバイトである。
あとは、オフィスを持たないノマドである。
このノマドができれば、スマホ一つで定住しない生活を送れるのである

公平 

先月からシェアハウスで生活しているかやぶき君。
女の子と2人暮らしだ。

同居人は魔女のポポ。
世の中的には、怖がられたり嫌われている存在であるが
実は家庭的で優しい。
もちろん付き合っているというわけではない。
ただの同居人だ。

「魔女の能力って部屋の掃除できたりしないの?」

「出来るよ。ただそうだなぁ。魔女の能力って
ドラクエで言うMPシステムだから、使えばどんどん減っていっちゃうんだよね」

「えーそうなんだ」

「で、減ったら寝たら戻ると思われがちだけどそうじゃなくて
わざわざあべのらへんまで行ってMPを買わないといけないんだよ」

「えっ?有料なの?MP!」

「そうだよ。しかも日本円で買えなくて
仮想通貨でしか買えないから、両替するために為替見たり色々ややこしいんだよ」

「魔女も大変だなぁ」