サバンナ八木 かやぶき君 35

かやぶき君 35

3000円のセットに、鍋。
あとは乾き物と、各自出前。
フリーボトルは置かないほうがいい気がしてきた。
値段を下げて混み合うより、大切にしてくださる常連さんに愛される店にするために、フリーボトルを置かないようにする。
麦焼酎は二階堂
芋焼酎は黒霧島
これをベースにすることにした。
値段は3000円。
4回で飲むとしたはだいたい一回800円ぐらい。
セット3000円で、会計は3800円。
それぐらいの値段設定にすることにした。
ワインの場合は、ボトルキープをしない。
そのため値段設定を下げることにした。
黒霧島を仕入れの3倍にする。
ワインは2倍にとどめておくことにした。

公平 

(前回までのあらすじ)
ある日、政府からの呼び出しがあり
かやぶき君をはじめとする7人が一つの部屋に集められた。
なぜ自分達がこの部屋に呼び出されたのか
自己紹介を兼ねて皆で考えた結果
それぞれは、超能力者であることがわかった。
しかもそれは皆、完全な超能力ではなく「微超能力」だった。

----------

「えっ?それじゃあ、あきらさんは3秒だけ時間を止めれるの?」
「そう。でも今の所、1日3回が限界。」

「今まで聞いた中じゃ1番使えそうね。たぶん。
こちらのかやぶき君なんて、話している相手をちょっと和ませるという
微超能力かどうかもわからないボヤっと感じなんだから」

マイはいたずらっぽく笑っておどけた。

「あーいったなー!」
かやぶき君はかやぶきを少し逆立てた。

あれ?今日の夜のバイト行けない事
ここの人から連絡入ってるのかな?
マイを追いかけまわしながら
少し気になった。