サバンナ八木 地方創生怪獣

サバンナ八木 地方怪獣ファイル 1

かやぶき君 1
南丹市美山町大野地区出身

かやぶき君は東京の街に出てきた。
どうしても一度は東京に出てみたかったのだ。
美山ではこんなに高い建物を見たことがなかった。
圧倒されるばかりである。
お腹がすいておにぎりを食べる場所もない。
なんでこんなにみんな歩くスピードか早いのだろうか。
かやぶき君はとにかく芸能人になりたかった。
考えてみれば芸能人って、ミュージシャン、お笑い、役者、何か専門分野がある。
かやぶき君には特に専門分野はなかった。
とりあえず、スカウトされるのを目指し、原宿に向かうのだった。

公平

地方には怪獣がうじゃうじゃいてる。
何か役に立ちたいと思っているが基本のんびりしている。
彼らの事を地方創生怪獣と呼ぶ人もいる。

昔、大野のダム湖にも怪獣の目撃情報があった。
このかやぶきくんだったかもしれない。
大野地区では狐がえりとかやぶき君は伝説である。

かやぶきくんの幼少期の頃を知る人に話を聞くと
どうやら左利きっぽい。
お箸、鉛筆、投げるのは左。
でも打つのは右。
桜ともみじの季節は忙しい。

美山町大野地区非公認怪獣として勝手に認定!