サバンナ八木 日常の中に旅を

旅のスタイル、自分の中で変わってきましたね。
昔は非日常を求めて旅をしてました。
今は、日常の中の延長に旅を求めています。
非日常なら旅が終われば、日常に戻らなければなりません。
それが寂しいんですよね。
だから日常の延長に旅を持ちたいんですよね。
ある意味日々が旅であるように感じたいのです。
気持ちの上ではずっと日々にBGMがなってる感じですね。
完全に絵になる景色ではなく日常的な景色に憧れます。
ある意味一番一般的な景色。
今立っている場所も別の人からしたらめっちゃ遠い場所
そう思って日々を旅行にしたいですね。




公平

車で旅を続けていると
道路脇から1人の老人がふらっと飛び出してきた。

「この先お前の旅には大変なことが起こる。
旅にこの中の動物を1頭だけ連れていって良い。」

そう言って老人は後ろから
犬、羊、虎、牛、リス、馬を出してきた。

虎と馬は完全に着ぐるみだった。
しかも馬にはおそらく2人入っている。
牛はぬいぐるみ。
犬は出てきた瞬間に逃げていった。

私はリスを選んだ。

「リスを選んだお前は、嫌な奴だ。
そのリスをおとりに女でもナンパするつもりだろう。
ただ気を付けろ。リスは逃げたら二度と戻ってこない。
エサはヒマワリの種だ。9000円になります。」

雰囲気のあるリス売りだ。

家から美山までは車で1時間半。
その間、スピードラーニングを聴いてみたり
DVDを流したりしていたが
最近、デッキの調子が悪いので、今その時間は
景色を見ながら妄想するしかない。
早く、デッキを取り換えようと思う。