サバンナ八木 人生ゲームの白いお札145

ボートゲームで思い出すのは野球のボード版である。
実際に弾いて球を投げる。
それをバネで弾いてバットで打つ。
そして、ヒットや二塁と描かれた場所に入ったら塁に進める。
名作である。
あとは人生ゲームである。
あれでお札を覚えた。
そして約束手形の怖さも。
あの赤い約束手形、子供だった僕の脳裏に焼き付いた。
あの一番高い白の紙幣はカッコよかった。
一番貴重になると白なんだと思ったもんなあ。
人生ゲームのボード版でいうと半分以上進んでいるんだなと自分の人生を思う。

公平

わかる人にしかわからない話なんだけども
人生ゲームのルーレットで
「もうポジション的には「3」なのに
先端部分だけ満員電車のカバンみたいに
「4」を指してる時。
その現象を今から考えると
ローカルルールではルーレットの頭を少したたくみたいなルールもあったけど
実生活に沿うなら、あれは4でカウントしないとダメだよな。
今までそんなタイミングが何度となくあった気がする。

ゴール目前で帳じりが合わないと
あふれた分戻るというルールもあった。
でもその手前に
結構な額のお金をもらえるマスがあり
戻るのも悪くなかった記憶がある。
今考えると
そもそもゴール手前であんな大金もらっても
使うところなかったよな。

今の時代、もう決められたマスを飛び出て
じゅうたんの海に勝手にフェリーを出す
ルフィーみたいな人もたくさんいる。
そもそもゴール(あがり)はどこにあるのか?
何をもってあがりやったっけ?
あれ?こっちであってたっけ?
そんなことを考えながら
トロトロとマスの上で私は車に乗っている。