サバンナ八木 大学には自分の机がない 142

大学時代のことをふっと思い出しました
大学って凄い自由で楽しいイメージありましたが
入ってみると、寂しい気持ちになりました。
それは自分の机がないという現実に向き合ったからです。
高校生までは自分の机がありました。
教科書を入れっぱなしでも明日も教科書はある。
大学には自分の机というのがないんですよね。
講義を受けるので教室が変わるんですよね。
この机がない、ある意味定位置がないというのに当惑したんですよね。
自由過ぎて空虚な気持ちになってしまいました。
あの自由の机ってないんだ。
あの寂しい感覚、忘れることができないですね。




公平

大学で卒業間近の授業で
友人が「今日の授業がひょっとしたら
俺の人生で最後の授業になるかもしれん」
といい出した。
改めて考えてみて
私もこの大学でというより今後授業的なものを
受ける事はないかもしれないんだなぁと
少し寂しくなったのを覚えている。
(結果、全然その後も授業的なものをうける機会があったのだが)

大学には学食が2つあった。
1階の安い方と2階の喫茶店的な高い方という
分類をしていたように思う。
バイトをしだして、まあまあリッチだった私は
2階をよく利用していた。
受講科目の関係で、昼ご飯は一人で食べることが多かった。
ピラフとスパゲティーのセットがお気に入りだった。
1人がけのソファーの席があってそこによく座っていたように思う。
一応法学部だったけど
何ひとつ今の生活に役立てていない。
そんな大学は今クラフトビールとかの研究もしてるらしい。
病棟じゃなくてサティアン呼ばわりしていた校舎も
私が居た頃よりもたくさん建っている。
そんな大学を横目に美山に向かう。
まさかこの大学のむこう側に働きにいく事になろうとは
夢にも思ってなかったが
まあまあ気にいっている。
みんなも来たらいいのにと本当に思う。