サバンナ八木 かやぶき君 307

サバンナ八木 かやぶき君  307

大阪幕府も4代目になり、各大名が独立採算で、貿易などを行い、格差が生まれてくるようになった。
大名もそこをわかっており、下流武士の中でも勉強できるとなれば、重要ポジションに起用しだした。
そしてますます力をつけてきたのが、豪商である。
豪商の中には大名をまたいで取り引きする豪商が現れだした。
大名同士が戦うと、両方同じ豪商から仕入れているということもありえる可能性があるということになる。
豪商はどんどん力をつけだしていた。

公平

朝、出勤前にかやぶき君にはルーテーィーンがある。

ベッドで起きる時に寝転んでいる状態のまま背伸びをする。それから時計を見るようにする。そうしないと遅刻している時に飛び起きてしまってこの背伸びがおろそかになってしまうからだ。時間に遅れてもこの背伸びはしないと1日が決まらない。

昔、遅刻ぎみに起きて背伸びをしなかったために、その1日がダメになってしまった事が何度もあった。

でもかやぶき君は知っている。その1日が背伸びをしなかった事でだめになったんじゃなくて、遅刻をしてしまったからダメになってしまった事を。