サバンナ八木 かやぶき君 306

サバンナ八木 かやぶき君    306

この地場産業というのが大切であった。
この産業の中で大きかったのが、銀山である。
この石見銀山の権利を毛利が抑えていたのである。
豊臣幕府も、金山、銀山に関しては利益の一部を幕府に収めるように指示をしていた。
ただ、利益のほとんどは、その銀が出た場所を納めている大名のものであった。
石見銀山発掘で、毛利の財源は潤っていた。

公平

ハロウィーンにゾンビのバイトをすることになったかやぶき君。
バイト仲間の原嶋と休日にゾンビの勉強のために一緒にゾンビが出るUSJに行こうと誘われた。
真面目な性格の奴だなぁと感心した。
「俺も丁度勉強したかったし一緒に行こう!」

原嶋が普段どんな感じの服そうなのかも気になりながら待ち合わせ場所でまっていた。しばらく待っていると遠くからでも原嶋とわかるぐらいゾンビの格好をした原嶋が歩いてきた。

「かやぶき君は、初めての人はコスプレなのか、怪獣なのかわからないし」

確かにそうだなぁと思いUSJについた。そこで原嶋はかやぶき君に本来の目的をぶちまけた。

「ただ一緒にデートしたかっただけなんだ」

一通り園内を楽しんだ後、ゾンビたちが登場した。そのタイミングで原嶋はもう1度ぶちまけた。

「実はこのキャストゾンビの中に本物のゾンビがいるらしいんだ。できたらそのゾンビを見つけたい」

かやぶき君は心の中で

「いや、デート目的ちゃうんか~い!」と突っ込んだ。ゾンビを一体一体覗いて回る原嶋。のあとを確認するように覗くかやぶき君。