サバンナ八木 かやぶき君 120

サバンナ八木 かやぶき君 120

G coin
僕が作った仮想通貨です。
wavesのプラットフォームにあります。
この仮想通貨、トークンと呼ばれてるものです。
何に使えるか。
G coin
まだ何にも使えません。
価値がないのか。
これはわかりません。
価値がないことを証明するのは難しいです。
G coin を価値が出るかもと、買う人が現れて投機目的買う人が現れるかもしれないからです。
その人が買うとチャートに反映されます。
そして、チャートを見た人が買います。
そこで、投機目的の人は売り抜けるからです。
G coinが無価値なのを証明するのは難しいのです。

かやぶき君は仮想通貨について理解を深めてきた。

公平 

ペットショップに立ち寄ったかやぶき君。
大きめのお店でそこには
犬やネコの他に魚や爬虫類
フクロウなどの鳥類 そしてゴブリンもいた。

ゴブリンは他の動物と比べ話しができる。
ただその言葉は超音波も用いたゴブリン語なので
人間には理解できない。
しかしかやぶき君はそのゴブリン語を理解できる。

超音波。いわばテレパシーみたいなもので
イルカがメロンから出しているものとよく似ているかもしれない。
そう考えると
コミュニケーション面では
人間よりはるかに先に進んでいる。

かやぶき君がゴブリンの横を通ると
声が聞こえた。他の人間には聞き取れない声で。

「かやぶき君、かやぶき君でしょ!?久しぶり!」

かやぶき君はゴブリンがいる部屋を見た。

「あぁ ひさしぶり!」

思わず声を出してしまった。

しかしかやぶき君はそのゴブリンのことを覚えていなかった。
そんなにゴブリンの知り合いはいないのに
覚えていない。よほどである。

「どうしたの?」

続けて出てしまったが
このゴブリンはペットショップに居るのである。
「どうしたの?」ではない。

「やあ、久しぶりだな。
前の仕事辞めちゃってさぁ
ここで次に行く所探してるんだよ!
前会ったの何年前だっけなぁ?」

「なぁ 何年ぶりだろうね 、ゲホっ」

敬語を使ったほうがいいのか
タメ口の方が自然なのかもわからない。
言葉の語尾をあいまいにするために
ワザとむせる。

しばしの沈黙。

「えっ?何? ちょっとゴメ…あっすみません」

呼ばれてもいないのに
向うのほうで、さも呼ばれているかのように
その場から離れるかやぶき君。

超音波は心の声のようで
色々見透かされてるのかな?とおもいがちだが
そうではない。
だからこんなかやぶき君の猿芝居も通用する。