美山の公平の事務所に蜂が巣を作ったようである。
昔、実家にスズメバチが巣を作った。
窓の戸袋に巣を作ったのだ。
スズメバチが飛んできて兄の腕をさした。
そのとたん、兄の腕に小さなお餅のような腫れができた。
その立体感に驚いた。

夏になるとクワガタとりによく行った。
クワガタを僕たちの地域ではゲンジと呼んだ。
それぞれの呼び名も違った。
コクワガタをチョカ
メスをばあちゃん
ノコギリクワガタを馬
ノコギリクワガタノコギリ小さいのをノコギリ
ヒラタクワガタを牛
ミヤマクワガタをヘイタイと呼んだ。
オオクワガタはオオクワガタだった。
地元の歴史でオオクワガタがとれたのは二回だった。
友達と親戚の兄ちゃんの二人だった。
それぐらい難しかった。
自分だけが知っているとれる場所を本場と呼び、これは誰にも教えてはいけなかった。
スズメバチに遭遇した時は、ドンスイドンスイドンスイと叫びながら姿勢を低くするという防御があった。
この年齢になり、またゲンジとりをしたい。
ゲンジとりの後だけは珈琲てなく麦茶を飲みたいと思う。

公平

車で近くの川までホタルを見に来た。
乱舞するホタルの光。
その光が川の水面に映り倍になる。
空には無数の星たちが輝いている。
あれは蛍か星か飛行機か
それとも猪よけのセンサーか?
木が生い茂る向うの暗闇にも何かが光る。
鹿の群れの目だ。
遠巻きにこちらを見ている。
車にもどり暗闇に川のせせらぎ、蛙の鳴き声、車に1人。
張り込みでもしてる気分だ。
おれは無性にコーヒーが飲みたくなった。
しばらくJEEPを走らせ、さびれたドライブインに車を止めた。
コーヒーを飲みながらやめてた煙草に火をつけた。
もう一度自分を信じてみたくなった。

もう途中から長渕が混じり過ぎて大変。
タバコもJEEPも妄想。





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